関連会社である、九州工業大学発ベンチャー合同会社テイクプラスでは、放置竹林からの竹資源のプラスチックへの有効利用を目指して、特許を活用し、事業展開を進めています。
BioPLA SELECTIONもテイクプラスに協力して、過熱水蒸気処理竹粉からのナノ解繊とその利用を目指しています。
BioPLA SELECTIONもテイクプラスに協力して、過熱水蒸気処理竹粉からのナノ解繊とその利用を目指しています。
九州工業大学の西田治男教授が開発した竹短繊維によるプラスチックコンポジットは、再生可能な竹から作られるプラスチック・フィラーとして幅広い範囲の応用が考えられています。
竹は過熱水蒸気(SHS)によりヘミセルロースの選択的分解が起こり、簡単に粉砕されて高アスペクト比の竹短繊維(プラスチック・フィラー)となります。 竹短繊維とプラスチックのコンポジットは、高強度や寸法安定性の他に帯電防止の効果も現れます。 また、竹短繊維に剪断力をかけ続けると、更にナノ解繊が起こり、少量の添加でプラスチックの強度を上げ、透明なフィルムも作成することができます。 一方、SHS処理により発生するヘミセルロースの分解物抽出液は(SHS抽出液)、従来の竹酢液と違い、発がん性物質をもともと含まず、安全な抽出液として様々な利用が考えられています。 |
事業スキーム: テイクプラスは知財の管理運営も行います。
テイクプラスは九州工業大学、バンブーテクノと協力して、竹/プラスチック・コンポジットの事業化を進めていきます。特許管理のみならず、事業化のコンサル、新規製品開発も手がけています。将来は、従来の竹産業(竹炭や工芸品、繊維など)や竹発電も含めた、竹コンビナートの構想を進めています。
BioPLA SELECTIONは、合同会社テイクプラスの竹/プラスチック・コンポジット、SHS抽出液の事業開発に協力しています。現在は、福岡県八女市の九州工業大学パイロット設備(株式会社バンブーテクノが運営)において、月数トン規模の試験生産を続けており、近い将来に量産化される予定です。